DINKs夫婦の家計管理って? 世間の実情と比べてみた

DINKS夫婦の日常

はじめに

私たち夫婦はDINKs(共働きで子どもがいない家庭)として生活しています。家計管理は、食費と日用品は私、その他の支出は夫という形で分担しています。また、貯蓄についても、それぞれの責任で実施・管理しています。
確実に迫る「老後」の文字。子なしDINKsである我々は、将来支えてくれる子どもという枠は期待できません。お金の不安は少なく、過不足なく楽しい暮らしを続けたい!そう思うならば、適切な支出管理や貯蓄は必要不可欠です。家計の管理方法や貯蓄の現状は?世間の実情を元に、私たちの場合と比較し、検討してみました。

暮らしに必要な金額の平均とは?

総務省「家計調査」2023年によると、40代の共働き世帯の消費支出は326,535円、65歳以上の夫婦のみ(無職)の世帯の消費支出は250,959円となっています。また、2人以上の世帯の貯蓄平均は1,904万円でした。

老後の支出として65歳からは単純計算で、1年間に300万円、5年間で1500万円のお金が必要となることになります。もし、1,904万円の貯蓄があれば5年以上はまかなうことができます。また、勤めている我々は、国民年金に厚生年金を上乗せして受給する予定ですから、老後はひとまず、安泰?でしょうか。いえいえ、年金の受給開始を遅らせる動きや減額の予想がされる昨今です。また、物価が高くなることも予想されます。余剰を持たせて予算立てしていきたいものです。

私たちの暮らしに必要な金額をまとめてみた

私は家計簿アプリで日々の支出を管理しています。面倒くさがりの私が使っているのは「マネーフォワード・ミー」です。その支出状況を見てみると、食費は支出の4~5割前後、5万円~8万円でした。これは、嗜好品である日本酒、一人で楽しむ外食代を含む金額です。自分の食に対するこだわりを感じます。日用品は支出の1~2割程度、5000円~2万円でした。洗顔料やシャンプー類をまとめて購入するときには高くなっています。

一方、別の家計簿アプリを使用している夫ですが、生活費(家賃・通信費・光熱費)で平均8万円ほど、その他、夫婦の外食費などに月3~5万円程度を支払っています。マメな夫は支出した都度、分類や金額だけでなく、品目をメモして管理しているようです。

その他、衣服・美容、医療、ガソリン代などの車関係、趣味、交際費など、それぞれが必要に応じて支払っています。私は、ぼっちなのであまり友達と出かけることはありませんが、それでも、たまに行く美容室や飲み会代などの支出を考えると、3~10万円の支出があります。夫は美容代はあまりありませんが、交流する相手が私よりも多くいので、支出も一定金額あるようです。

・・・ばっちり平均を超えてきますね。一般的に、DINKsである私たちは、自由に活動できてしまう分、支出も多くなりがちであることが見えてきました。

共働き世帯の家計管理の実態

世の中のみなさんはどのような家計管理をしているのでしょうか。共働き世帯の家計管理方法にはいくつかのパターンがあります。代表的なものを3つ紹介します。

  1. 完全共同管理型
    収入を一つの口座にまとめ、そこからすべての支出を管理する方法。管理がシンプルで透明性があるが、各自の自由な使い道を確保しづらい。
  2. 部分共同管理型(私たちの方法)
    生活費を夫婦で分担し、それぞれが別々に管理する方法。自由度が高いが、全体の把握が難しくなる。
  3. 完全分担型
    支出項目ごとに分担し、個々が自分の収入内で全てをやりくりする方法。個人の自由が最も確保される。将来の資産形成について、話し合いを必要とする。

結婚情報誌ゼクシィの調査によると、共働き夫婦の家計管理としては、完全共同管理型が約40%、部分共同管理型が35%程度。完全分担型は25%程度だそうです。

子どもがいないDINKs夫婦は、自分に安定した収入があることから、部分、または完全分担を取る場合も多いのではないでしょうか。

家計管理を進めるにあたって

DINKsの家計管理に正解はないと思いますが、夫が言うように「自分の仕事のモチベーション」や「自立した気持ちを保つ」ことに、自分の収入やお金の管理は寄与するのではないかと思います。自分たちの支出が世間よりも多い傾向があることを理解して家計管理を継続しながら、夫婦で以下のことを話し合えるとよいと思います。

共通の目標を設定

「年間で○万円貯金する」「〇万円かかる旅行に行くために食費を月5千円下げる」など、二人の共通ゴールや取組を明確にする。また、「老後の暮らし方について具体的なイメージをもつ」ために、退職後の生き方についても話題にできるとよいです。

定期的な家計チェック

お互いの収入、支出や貯蓄状況を3か月に1回くらい確認する。疑問や気を付けるべきことなどをお互いにやり取りし、改善につなげられるとよいです。

役割分担の見直し

ライフステージの変化に応じて、負担や管理方法を柔軟に調整する。

支出項目を減らす、内容を改善する

支出そのものを減らす。加齢とともに、複数の口座や保険の管理、煩雑な手続きが面倒になります。あまり使わない銀行口座を閉じたり、クレジットカードを減らしたりする、保険の見直しをおこなうなど、なるべく負担のない形に変えることも必要だと思います。

おわりに

DINKsだからこそできる自分たちらしい、自由な家計管理があります。一方で、将来を見据えた計画や話し合いも大切です。自助努力を意識しつつ、お金について少しずつ考え、学びながら、たくましく生きていきたいと思います。

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