こんにちは!40代子なし夫婦です。ゆとりある時間の過ごし方として自家製を楽しんでいます。詳しくは別記事も見てください。
今回は自宅でコーヒーの生豆を焙煎する楽しみを紹介します。焙煎なんて難しそう…と思う方もいるかもしれませんが、意外と簡単なのです。慣れると自分好みの味に調整できてしまいます。何より市販の焙煎済みコーヒー豆を買うよりもコストも抑えられます。道具も自宅にあるもので大丈夫。趣味と実益を兼ねた、気軽に始められる活動の一つです。
この記事では、初心者の私でもできた自宅焙煎の方法と、その魅力をお伝えします!
焙煎って何?初心者でも安心の焙煎方法
コーヒー豆は、実は最初から茶色いわけではなく、黄緑色の生豆という状態で出荷されています。この生豆を加熱して茶色くする作業が「焙煎」です。この焙煎をしたものを挽き、お湯を注いで、コーヒーを抽出しています。ハンドドリップの仕方は別記事にありますので良ければ見てくださいね。焙煎の仕方によって、味や香りが変わります。
私が最初に驚いたのは、道具が意外と身近なものでも代用できること。自家製コーヒーを販売しているお店にはカッコいい焙煎機が置かれており、良い香りをさせています。こうした立派な機械は実は不要です。なんとフライパンを使って、初めてでもすぐに自宅で焙煎を始めることができます!
実際にやってみた!フライパンで簡単焙煎をしよう
必要な道具と材料
- フライパン(できれば厚手のもの)
- 木べら
- ザル(冷却用)
- 生豆(私はネットショップで100gから買えるものを選びました)
手順
1 豆の状態を確認し、欠損豆を取り除く
豆を計量します。始めは100gから始めるとよいと思います。熱を加えると、20%ぐらい質量が減りますので、100gを焙煎した場合の出来高は80g位となります。
豆を見て、カビや、欠け、虫食いなどのある豆を取り除いてください。豆の質が向上し、味のばらつきが少なくなります。
2 焙煎を開始!
フライパンを中火にかけ、温まったら生豆を入れて木べらでかき混ぜます。この段階では、豆にある水分を飛ばしています。火にかけている間は、豆が焦げないように常にへらを動かし続けるのがポイントです!
焙煎が進むと、豆が少しずつ茶色くなってきます。ムラなく色が付くように混ぜてください。お使いの火力にもよりますが、8~9分くらいでポップコーンが弾けるようなパチパチとした音がしてきます。これを「1ハゼ」と呼びます。この音がしたら、浅煎りの段階です。
10分~12分後の音が鳴り終わる頃が、中煎りの段階となります。豆はミルクチョコレートのような色になります。
そのあと少し静かな状態が続き、13~15分くらいから、チリチリとした軽い音がするようになります。これを「2ハゼ」と呼びます。この段階になると深煎りとなります。豆は、濃いチョコレート色です。
火にかける時間の長さに比例して、豆の色はどんどん濃くなり、酸味が減り、苦みやコクが増していきます。ただしやりすぎると焦げます。気を付けてください。
お好みの焙煎度で火を止めましょう。最初は、中煎りに挑戦してみて、お使いの火力の様子や自分の好みについて確認してみるのがよいと思います。
3 冷却と保存
焙煎した豆をザルに移し、へらで混ぜて冷まします。チャフという、豆についていた皮は不要ですので、吹き飛ばしてください。冷却をしっかりしないと余熱で焙煎が進みすぎてしまうので要注意です!冷めたら密閉容器に入れて保存してください。
- コーヒーの香りや煙が強く出ます。換気扇を必ず作動してください。
- お使いのガスコンロ、IHコンロにより、火力が異なります。安全装置が付いていると、コーヒーを加熱しているときに温度を感知し、勝手に火力を下げてくれます。中火を保てるよう、工夫してみてください。もし難しいなら、カセットコンロなどを活用するのも手です。
- チャフはとても軽いので、まあまあ飛び散ります。周囲が少し汚れることを覚悟して取り組むようにしてください。気になる方は外で行うとよいと思います。
私と自宅フライパン焙煎
私が自宅焙煎を始めたのは、夫がきっかけでした。知り合いから、自宅で焙煎する機械の良さを聞き、15万円もする大きな機械を購入したいと言い出したのです。趣味として、私の大好きなコーヒーを夫が焙煎してくれるなら、すごくいいなとは思ったのですが、いかんせん借家の狭いキッチンに置くには大変立派なサイズ感だったのです。何か良い方法はないかと調べたところ、フライパン焙煎に出会ったのでした。
やってみると、特別な道具もいらず、安く、簡単にできることから、今では週末の定番の活動となりました。始めのうちは、豆の色にムラができてしまうことや、火力の調整に失敗することもありましたが、(味に雑味はありますが飲めなくはないです。)今ではすっかり慣れて、1回に300gを焙煎するようになりました。色々試した結果、豆の種類は、酸味と甘みを感じることができるモカに落ち着きました。
ちなみに、夫はほぼ行いません(笑)。やはり男の人は機械などに憧れるのでしょうね。せっかくのやる気をそいでしまったことについては申し訳なく感じています・・。
まとめ 自家製はやっぱり楽しい!お得!
焙煎したてのコーヒーは、とにかく香りが違います。豆を挽いた瞬間にふわっと広がるフレッシュな香りは感動的ですし、自分で焙煎したコーヒーを味わう時間は格別です。
何より、コスト的にもとてもお得です。生豆は焙煎済みの豆よりも安く、長期保存も可能です。私は、インターネットでまとめて購入してよりコストを削減しています。私のような素人でも手軽に挑戦できて、知り合いなどにも喜ばれる趣味としてもおすすめです。
自宅焙煎は、特別な道具がなくても気軽に始められます。そして、何よりも楽しい!最初は少し失敗しても、好きな種類の豆を準備し、豆の色や香り、音を楽しみながら自分だけの味を見つけてみてください。
コメント