はじめに
こんにちは。人はいつまでも、同じではいられない。わかっているけど、自分の変化が気になる毎日を過ごしている私です。ここでは、私の体調や心の変化と対策について記したいと思います。
私のように、出産経験のないDINKS夫婦や、仕事をバリバリこなして、次のステージに少し不安を感じている大人の独身女性の皆さんや、そのパートナーの皆さんの参考になれば幸いです。
更年期に感じた体調と心の変化
現在の自覚症状は次の通りです。
- 生理の変化
- 疲れ、気力の低下、体調不良
- 握力の低下
- イラつき・不安・人付き合いへの消極性
- 夫婦生活の変化
更年期は、「ホルモンバランスの乱れにより起こる」、「個人差が大きい」ということは理解していましたが、いわゆる「ホットフラッシュ」と呼ばれる、ほてりや汗をたくさんかくという症状は、現在のところ私にはありません。そのため、実は、更年期の症状として認識していなかったものです。
しかし、ここ2年程、体調を崩すことが増え、通院しても、原因や病名がつかないことから、この時期特有の症状であると考えました。
生理の変化
もともと、月経周期は28日と安定しており、月経期間も5日間と短めでした。5年ほど前から、生理の期間が短くなり、経血の量も減少したことから、通院して検査を受けましたが異常なし。3年ほど前からは、排卵のタイミング前1週間ほどから、気分の落ち込みと、下腹部の軽い張りと痛みを感じるようになりました。ここ1年は月経周期が23日、生理期間が3日となり、経血にも塊が混じるようになっています。
疲れ、気力の低下、体調不良
30代から40代前半は、1日12時間は当たり前のように働いていました。もともとやりたいことがあると、真面目に取り組むタイプ。それが、40代中ごろから、疲れをしばしば感じるようになりました。首や肩がこる、肘が痛い、翌朝も覇気が感じられない・・。やる気と元気をモットーにしてきた私としては、衝撃的でしたが、中間管理職になり業務の内容が変わったことと、それに伴うストレスによるものかなと、漠然と考え、自分のやる気を奮い立たせていました。
ところが、自分のやる気とは裏腹に、これまでの人生で一番の体調不良が続きました。腹痛、胃痛、喉のかれや痛み、咳や痰など・・。通院、検査をしても特に原因は見当たらず。結局、ストレスを溜めない生活を心がけるように助言をもらうだけでした。
握力の低下
ペットボトルのキャップや、調味料の蓋、缶詰のプルトップなどが全般的に開けられなくなりました。また、ビニール袋を開いたり、袋を破ったりすることや、牛乳パックなどを手で裂くことなどもかなりの時間をかけるようになりました。夫がいるときはよいのですが、それ以外だと困ります。涙目になりながら、蓋にゴムを巻いてみたり、温めてみたり・・。自分がこんな簡単なこともできなくなったのかと、自己嫌悪に陥る出来事でした。
イラつき・不安・人付き合いへの消極性
もともと、せっかちで効率を重視するタイプで、思った通りに物事を進めたいという希望があります。一方夫はどちらかというと順番を確認して進めたいタイプです。そんなところも大好きで、すぐに進まなくても笑って楽しむ余裕があったはずでした。
しかし、1年ほど前から、そんなときにイライラするようになったみたいでした。というのも、夫から「最近言葉がきついよ。」という指摘を受けて気づいたからです。また、これまではあまり、周囲と比べることを重視していませんでしたが、ここ1年ほどは人の目が気になるようになりました。不安から、呼吸のしにくさを感じることもしばしばありました。さらに、自分から友達や知り合いに声をかけたり出かけていくことがぐっと減り、ほとんどを自宅で過ごすようになりました。
夫婦生活の変化
周りと比較したことはありませんが、私たちは仲良く過ごしてきました。1年ほど前から、人に触られたり、近づかれることに不快感を感じるようになりました。夫は大好きなので、よく私からちょっかいをかけるのですが、夫のタイミングで来られると、なかなか気持ちが向かず、つい邪険にする、という、かなり失礼な行動をとることが増えました。
更年期と上手に付き合うために
ここまでは、私の変化についてお話ししました。これで終わると、暗い話になってしまいます。現在、私が更年期の症状を和らげる対策として有効だと感じていることをお話しします。
- 生理周期を記録する
- 軽い運動の継続
- キャップの形状の工夫、道具や人を上手に頼る
- メタ認知の思考法
- 夫婦での話し合い・心のつながりの重視
生理周期を記録する
何事も、「なんとなく」、「そうかも」と思うと不安なものです。「大体これくらい」、「多分そう」という目安や予想がついていると、不安は軽減するものです。人はだれしも歳を重ね、変化していくもの。そう捉えながら、毎回の生理について記録を取ることで、生理の始まる時期や、気持ちや体がつらくなる時期を予想し、備えることができるようになりました。
記録する際はアプリが便利です。手間なく、簡単に振り返ることができますので、忙しいあなたに最適です。
軽い運動の継続
意欲や体力が低下したことも原因の一つですが、運動量が減り、体重が増えました。これはまずいと始めた、YouTubeの動画を見ながらのたった5分の運動でしたが、意外と気持ちをリフレッシュさせるのにも役に立ちました。私は簡単なラジオ体操、筋トレ、ダンスなどを見よう見まねで出勤前に行っています。一番好きなのは、ヨガのプログラムです。
継続して運動することで、自信にもつながり、体力も向上します。どんな運動でも、3分でもよいので、ご自身の運動能力や嗜好に合わせて、取り組んでみるとよいと思います。
キャップの形状の工夫・道具や人を上手に頼る
私にはワンタッチのキャップが便利です。もともとの形状がそれなら嬉しいのですが、世の中には、まだまだスクリュータイプのキャップも多いのが現実です。そんなものは、基本的に100均の容器に入れ替えてしまうか、ゆるく栓をするようにしています。それでも取れないときは夫の登場です。難しいということを事前に伝えておけば、快く引き受けてくれます。きちんとお礼を言うと、それだけで夫の自尊心も向上する?のではないかと思います。ご家族がいる場合は、ぜひお試しください。
私は独身だという方や、いつも夫がいると限らないと思う方にお勧めしたいのが、オープナーです。スクリュータイプのキャップや栓・プルトップタイプに活用できる2Wayのものがよいと思います。もちろん切れ味の良いキッチンバサミも控えさせておいてくださいね。
メタ認知の思考法
いきなり難しい言葉ですが、簡単に言うと、自分が何を考えている、行動しているかについて客観的に捉え、調整するという考え方や力のことです。
例えば、「私は今、思い通りに物事が進まなくてイライラしている。原因を相手のミスだと捉えている。」などと考えることです。自分の考えていることを認識することで、冷静に出来事について考えることができます。「イライラするのは自分の思い通りに物事が進まないためだが、その予測は正しかったのか」、「原因は相手のミスではなく、情報の伝達ミスからくるものかもしれない、情報の伝え方を工夫しよう」、などと分析することで不用意に落ち込むこともイライラを持続させることもなくなります。
この考え方をすると、ずいぶん楽になりますが、それでも落ち込んだり、イライラした時は、夫に聞いてもらって気持ちを整理しています。信頼できる人に相談できることも、本当に大切です。
夫婦での話し合い・心のつながりの重視
私の場合は素直に気持ちを伝えました。夫は丁寧に話を聞いて理解してくれました。楽しい話でなくとも、感じていることを伝わるように話すこと、やりとりすることがとても大切だと学びました。夫婦の時間はあまり長くは取れませんが、朝の珈琲タイム、夜の食事と日本酒タイムは私たちの喜びの時間です。これからも、二人で充実した時間を過ごしていきたいなと思います。
まとめ
女性は特に、年齢によって体も心も変化が大きくなります。更年期の変化を辛いと捉えて苦しむのも、受け入れて何とかうまく付き合うのも、どちらも自分です。人生は一度きり。楽しく、前向きに過ごしたいものです。
コメント