はじめに
コロナ禍を経て、私たちの健康に関する考えも少しずつ変化してきているように感じます。芸能人の皆さんの別れの話題を耳にするたび、素敵な作品の思い出をかみしめながら、生と死について考えます。DINKs夫婦である私たちは、できるだけ長く寄り添いながら暮らしていきたいと考えています。死を通して、改めて“健康”や“時間”の大切さを噛みしめながら、健康のために気を付けていることをまとめます。何か参考になれば幸いです。
日本人の平均寿命と死因について
世界トップクラスの長寿国、日本
厚生労働省令和5年簡易生命表によると、2023年時点での日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.14歳となっています。諸外国と比較しても、世界トップクラスの長寿国としての地位を維持しています。
日本人の主な死因トップ3
- 悪性新生物(がん)~全体の約24%を占め、最も多い死因です。
- 心疾患(高血圧性を除く)~全体の約15%。
- 老衰~全体の約12%を占めています
身近な人から考える
私の母は、がんで亡くなりました。先のデータが示す通り、「がんにかかった」という話は聞く機会もあるかと思います。私も子宮頸がんの手前である、高度異形成と診断を受け、手術を受けたことがあります。
一方で、義理の母は家庭内での事故で亡くなりました。寒い冬は特に、ヒートショックによる事故やケガにも留意する必要を感じています。
家庭内の事故 ヒートショック
ヒートショックとは、急激な温度変化が体に与える影響を指します。特に、入浴、トイレなどを利用する際の寒暖差により血圧が急激に変動し、心臓や血管に負担がかかることで、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことで事故につながることがあります。
ヒートショックに関連する入浴中の急死は、日本で年間約1万7000~1万9000人に上ると推計されています。この数字は交通事故死を大きく上回り、高齢者に多いですが、30代でも発生する可能性があります。
毎日健康に暮らすために~健康的な生活習慣を実践する
ケガや事故は怖いです。家庭内での事故を防ぐために、物の整理はもちろん、家の中の温度管理や、入浴時の声掛けなどを意識しています。また、長く健康でいるために我が家で取り組んでいることについてご紹介します。
健康診断を計画的に受ける
私たちは共働きですので、それぞれが勤務先の健康診断を受けることができます。また、希望すると脳ドック、婦人がん検診、人間ドックの検診料金を補助する制度を利用することができます。若いときは、まったく気にしていなかったのですが、30代を過ぎたあたりから、定期的にチェックすることの大切さを実感するようになりました。先ほどの子宮頸がんも、婦人がん検診で発見されたものです。
年に1回の健康診断からは、自分や夫の健康状態が分かります。前年度と比較して、数字の変化や傾向を把握し、日々の生活改善に役立てることか大切です。皆さんも、検診の機会を大切にしてくださいね。
食事量を減らし、野菜中心の食事をとる
当たり前ですが、身体は日々食べたものでできています。40代になり、代謝も落ち、更年期も影響して太りやすくなりました。子どももいず、夫は何でもおいしいと食べてくれます。しかし、あればあるだけ食べる傾向があるので、意識して、全体の摂取量を減らし、肉・魚と野菜のバランスを取るよう心掛けています。
たんぱく質の摂取
手指の荒れや肌の調子が気になっていたのですが、意識してたんぱく質をとるよう心掛けたところ、ささくれが改善し、夫の皮膚の皮むけもなくなりました。豆腐や納豆、卵は常備し、食卓に並べることはもちろんですが、我が家では手っ取り早く、プロティンを豆乳と合わせて毎朝飲んでいます。腹持ちも良く、朝の準備も少なくて済むため、DINKs夫婦にはありがたい!もはや欠かせません。
なるべく地の物、旬の物、国産、添加物が少ないものを選ぶ
国際的な基準が上がってきているとはいえ、一部の外国製の物や、添加物については不安も大きいもの。私は旅行が大好きなこともあり、地元の食材や名産物を購入したり、食したりすることがとても好きです。我が家の食卓には、なるべく国産のものや添加物が少ないものを選んで使うようにしています。比較すると少し価格が高いですが、安心と美味しさを購入していると考えれば、適正価格だと思います。もちろん、インスタント食品も食べますが、表示を見るときのポイントとしていることは間違いないです。同じく、旬の食材はうまみも栄養もあって安いため、必要がない限り、時期の外れた食材は使用しないようにしています。
1日5分でも運動する
コロナ禍や引っ越しを経て、サークルなどで運動する機会がなくなりました。あまりにも動かなかったので、家のベランダでウォーキングをしたこともありましたが、さすがに変な人だと通報されたら困るのでやめました(笑)。代わりにYouTubeのエクササイズ動画のお世話になっています。3分から始まり、ストレッチ、筋トレ、ダンス、有酸素運動など、多くのコンテンツを提供してくれています。本当にありがとうございます!好きなヨガもたくさんあるので、そのときの体調や気分に合わせて運動しています。
気分が乗らないときも、やめたいときもあると思いますが、私たちはお互いが誘い合うことで、毎日の運動習慣を確立しました。運動してから日本酒を飲む、という目標を立てたのも、勝利ポイントかと思います(笑)
器具や道具を活用して運動・体をほぐす
コロナ禍で外に出られないときに購入したのが、エアロバイクです。買うまでに相当悩みましたが、結論、買ってよかったです。時間を問わずに運動ができること、ながら運動ができることが何より魅力です。自転車を漕ぐと、時間や距離、カロリー消費量を教えてくれるので、モチベーションになります。つい、キリの良い数字までと、続けてしまうのは私だけでしょうか。夫は、動画を見ながら漕いでいます。
エアロバイクでなくとも、バランスボールやストレッチポールなどがあると、身体をほぐすことや、トレーニングに使うことができて、運動の幅が広がります。ほぐれた体は健康に良いこと間違いなしです。
ストレスを溜めない暮らし~心も健康にする心掛け
体の健康だけでなく、40代・更年期は心も敏感になりがちです。ストレスは、病気の原因になりうるのはもちろん、悪化させると言われる恐ろしいもの。なるべく溜めないように意識したいですね。
自分の時間を大切にする
私は、自分のペースで過ごす時間を確保することで、心の調整を図るようにしています。特に更年期になり、心の変動が多く繊細になってきたように感じています。中間管理職として、日々の仕事の調整や、人の話を受け止めていると、いろいろなストレスが溜まります。仕事中と割り切って業務に集中し、できるだけ仕事を早く済ませることで、残業を減らし、早く帰宅するよう心掛けています。家で料理をしたり、本を読んだり、夫と過ごす時間が、自分を取り戻し、日々を続ける力になると思います。
自分の考えや思いを伝える・伝え方を工夫する
気付いたことは、伝えることが相手のためと考えてきました。夫とはその関係をうまく保てています。しかし職場では、そうした思いは受け止められなくなったように感じています。特に、若い人の言葉や思考が分からなくなってきました。ジェネレーションギャップというものでしょうか。うまく意図や言葉が伝わらないのです。同じ感覚をお持ちの方はいるでしょうか。相手の理解に合わせて、伝える内容を減らす、または伝えないことも、お互いにとって大切であると考えることができるようになりました。
家族のイベントを作り、目標にする
私は、旅行、宿泊、おいしいもの、温泉が大好きなので、夫と2人で楽しみたいと思っています。ということで、定期的にこうしたイベントを計画し、それをモチベーションに日々を過ごしています。2024年の夏は富士山を目掛けて旅行に行きました。秋は、遠方にあるお気に入りのフレンチ食堂を堪能しに出かけました。冬のイベントは、行きたかった温泉への宿泊です!気持ちを高めていることで、多少のストレスも乗り越えられそうです。
まとめ 明日から実践できるヒントに!
健康は失ってからでは遅いもの。お互いが元気に過ごすことは、DINKs夫婦にとって本当に大切な目標です。今からでも遅くありません!今から1つでもできることに取り組み、未来をよりよく変えていきましょう!何より、自分や相手を大切に生きることで、人生の豊かさはますます増えていくと思います。そんな思いを共有できたら嬉しいです。
みなさんが健康に過ごせますように!
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